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化学物質の体内侵入経路と対策

体内に侵入する経路 対 策
呼吸器からの吸収
空気中のガスや粒子状の化学物質が呼吸器(鼻→気道→肺→血液)から体内に取り込まれる。代表的な侵入経路

作業場の化学物質濃度を低くしておくことが基本です。必要に応じて防じんマスクや防毒マスクなどの呼吸保護具を着用して、呼吸器からの侵入を防ぐ。
消化器からの吸収
空気中の粒子状の化学物質が鼻や口に取り込まれ、唾液や飲食物と同時に飲み込まれた結果、消化器官(口→胃→小腸→大腸→血液)から取り込まる。

化学物質を取り扱う作業場内で、飲食や喫煙をしないことが原則。食事や休憩の前にうがい、手洗いを励行することにより消化器からの侵入を防ぐ。
皮膚からの吸収
液体や粉体の付着だけでなく、ガスの状態でも皮膚(皮膚→皮脂腺・汗腺→血液)から取り込まれる。特に有機溶剤とその蒸気はこの性質をもつものがあります。

化学物質を取り扱う場合は必ず保護手袋を着用する。長袖の作業服を着用して、皮膚を露出しないようにする。有害性の強い化学物質を取り扱う場合は化学防護服を着用することにより皮膚からの侵入を防ぐ。
(社)中央労働災害防止協会発行の「基礎からわかる化学物質による健康障害の防止」より要旨を抜粋しています。