トリレンジイソシアネート
CASNo584－84－9
該当法規：安衛法(表示物質)、特化則(特定第2類物質)
| 別名 | ||
|---|---|---|
| TDI、 トルエンジイソシアネート 、ジイソシアナトトルエン | ||
| おもな用途 | ||
| ポリウレタン樹脂、ゴム、塗料、接着剤の原料、繊維処理剤 | ||
| 性質 | ||
| 融点約20℃、沸点251℃、比重1.22。 刺激臭のある無色の液体 水と反応して炭酸ガスを発生する。紫外線をあてると黄変する。 |
||
| 危険・有害性 | ||
| 人体への影響 | ・皮膚につくと、赤くはれて水泡ができる。 ・目に入ると涙がでて炎症が起こり、視力障害を残すことがある。鼻、のど、気管を刺激し炎症を起こす。 ・1～2ppm程度で気管支炎、肺炎を起こす危険性がある。 ・高濃度ぼく露においては肺水腫を起こし、肝障害を起こすおそれがある。経口的に摂取した場合の毒性は低いが、口、食道、胃の粘膜を侵す。 (注) 臭気が感じられるのはおよそ0．1ppmで、管理濃度程度では臭気が感じられない。したがって長時間蒸気にばく露されるおそれがあるので十分な注意が必要である。 |
|
| 必要保護具と管理濃度 | ||
| ゴーグル | 要 | |
| マスク | 送気マスクまたは空気呼吸器 | |
| 防護服 | 要 タイケムF タイケムTK |
|
| 化学手袋 | 要 | |
| 管理濃度 | 0．005ppm | |
| 緊急時の措置 | ||
| 消火方法 | ・毒性中和剤をまく。 ・注水、泡・炭酸ガス・粉末消火器 ・消火作業時には、空気呼吸器を使用する。 |
|
| 目に入った場合 | 直ちに多量の流水で15分間以上洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
| 皮膚に付いた場合 | 直ちに汚染された衣服や靴を脱がせ、付着または接触部を石けん水で洗浄し、多量の水を用いて洗い流し、速やかに医師の診察を受ける。 | |
| 吸入した場合 | ・直ちに被災者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、速やかに医師の診察を受ける。 ・呼吸困難または呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。 ・肺水腫のおそれがあるときは、経過観察が必要である。 |
|
| 飲み込んだ場合 | 速やかに医師の診察を受ける。 | |
|
|
|
